うつ病の寛解や再発を予想する要素

大うつ性障害が寛解するかどうか予想するのに、特定の抑うつ症状が早期に改善することが指標として有用です。その症状とは、

  • 悲しい気分
  • 陰性自己評価
  • 感情の鈍化
  • 活力低下
  • 落ち着きのなさ

うつ病が寛解した後にも、次のような症状が残っていると再発しやすいようです。

  • 不穏(行動に落ち着きがない、穏やかでない、そわそわしている)
  • 不眠
  • 体重変化

 

腰痛クイズの答え

急性腰痛(ぎっくり腰)で受診された患者さんにおこなう問診で正しいのはどれでしょう?

  1. 腰痛が主訴のため、問診より先にX線やCT検査などの画像診断を最優先にしてもらう
  2. 「急に腰が痛くなった」と聞いたら、緊急性の高い疾患を考える
  3. 腰痛の強さは人それぞれなので、診断には関係しない
  4. 発熱や体重などの随伴症状は、腰痛の診断に影響しないので聞かなくてもいい

答え 2

急性腰痛の初診で重要なのは、注意深い問診と身体検査で腫瘍や感染症、リウマチなどの炎症性疾患、骨折などの重篤な脊椎疾患をふるい分けることです。そのためには、 まず緊急性の高い疾患を除外できるかどうかが問題となります。

その意味では、問診より先に画像診断をする、というのも正しいように聞こえますが、実際にはすべての腰痛患者に画像検査をする必要はない、というのが正解です。

画像検査は、あくまで重篤な脊椎疾患が疑われたときにすることが大事で、それには聞くべきことをしっかりと問診することです。

たとえば、悪性腫瘍の危険因子は、ガンの既往、予期せぬ体重減少、1ヶ月以上改善しない痛み、50歳以上の年齢があげられます。

 

 

腰痛クイズ

急性腰痛(ぎっくり腰)で受診された患者さんにおこなう問診で正しいのはどれでしょう?

  1. 腰痛が主訴のため、問診より先にX線やCT検査などの画像診断を最優先にしてもらう
  2. 「急に腰が痛くなった」と聞いたら、緊急性の高い疾患を考える
  3. 腰痛の強さは人それぞれなので、診断には関係しない
  4. 発熱や体重などの随伴症状は、腰痛の診断に影響しないので聞かなくてもいい

答えはまたあした。

 

急性腰痛(ぎっくり腰)の治療経過

激しい痛みで寝起きもままならない急性腰痛(ぎっくり腰)は、やってしまった人にとって大惨事でしょう。海外の急性腰痛治療ガイドラインでは、ほとんどの急性腰痛(ぎっくり腰)は、2〜4週間以内に改善すると書かれていますが、1日も早くいつもの生活を取り戻したいとお考えのはずです。

過去に数多くの急性腰痛(ぎっくり腰)を治療してきた経験では、2回から3回で治療を完了するケースが大多数です。要する期間は1週間が最も多く、期間中に2回の治療というのが普通です。2回目の治療で経過が良ければ、それで急性腰痛(ぎっくり腰)治療は終了になります。2回目治療後に、まだ痛みが3割以上残るケースでは、もう一回治療を追加します。

まれにですが、2回目来院時に検査したらほとんど改善していないケースに遭遇することがあります。その多くは、日常の活動における注意事項がうまく守れなかったり、不用意な動作で傷が開いてしまうといったことが原因でしたが、なかには治癒を妨げるそのほかの要因が隠れていることがあります。

傷ついた組織の修復には、コラーゲンの再生が重要ですが、その再生力がもともと弱いと、ぎっくり腰の治りも非常に悪くなります。コラーゲン再生は、線維芽細胞という細胞がやってくれますが、あまり動いていない組織の線維芽細胞は、活性度が低下しているため、いざ働こうとしてもすぐには活動できません。

別な要因として、ストレス状態にある人は、ストレスに抵抗するホルモンがたくさん分泌されて、体の中で酸化が進みます。酸化を防ぐ抗酸化物質が大量に消費されます。腰部の損傷部位でも、組織修復に伴って酸化が進みますので、そこでも抗酸化物質が消耗されるのですが、すでにストレスに使われているため、十分コントロールすることができない可能性があります。

その辺も含めて、急性期の活動や生活のしかたも指導していますので、しっかり守っていただくと、回復も早いでしょう。

重症腰痛例でみられる男女差

姿勢が腰痛の痛みや生活への影響力に関連するといわれますが、それは女性ではいえても、男性はまた違うようです。

ポルトガルの大学で地域住民を対象としたパイロット研究では、男性170余名、女性310余名について、矢状面立位姿勢と問診およびSF-36による腰痛評価の関連を調査しました。

その結果、男性では矢状面アライメントの違いによる腰痛の重症度には、関連が診られませんでした。女性では、骨盤傾斜角と仙骨傾斜角が大きい場合、それらが中等度の女性に比べて腰痛が重度となるリスクが高いことが認められました。また女性の矢状面垂直軸高値群は、低値群と比べて身体的QOLスコアがもっもも大きな差がありました。

研究者は、「一般成人における非特異的腰痛の原因をスクリーニングするツールとして、矢状面立位姿勢の有用性は限定的だ」と述べています。