腰椎すべり症・間欠跛行・右足のしびれ(48歳男性会社員)


主訴

立ち姿勢をしていると少しずつしびれる。歩くと5-10分くらいでしびれ、さらに歩くと痛みで休まないとならない。椅子に座るかかがんで腰を丸めると楽になる。後ろに反ると痺れを感じ、腰を丸めると楽になる。

 

検査

神経学検査では痺れのため若干触覚に違和感があるが、筋力・反射は正常。訴えにあるように、身体を反らすと悪化し、前屈により軽減する。すべり症がある部位に負荷をかけるとやはり増悪する。そこで楽になる方向に押して少し維持して立ってもらうと、痺れが楽になる。

 

戦略

下肢の痺れは腰と関連しているが、神経学的に危険な兆候はないと判断した。また、症状の軽減方向があるために保存療法を行い、まずは症状の改善を目指す。具体的には、すべり症がある部位を楽な方向に動かす事と、そこに負担をかける要素を減らすことがある。

 

経過

当初、自宅と駅の間10分を休まずに歩くことは出来なかったが、施術当日から変化を実感した。2回の施術で自宅ー駅は休まず歩けるようになり、5回の施術で20分歩行が可能。出張に行っても悪化しなくなった。その後は劇的に改善することはなかったが、来院の度に改善は実感されていて、2ヶ月後には40分歩いても大丈夫になった。

その後、たまに腰が重くなることはあっても以前のように歩くのを休まなければならないほど辛くなることはなくなった。現在では、軽いジョギングやダンスを嗜まれているとの事。

 

コメント

すべり症と診断されても、手術の前に出来ることはたくさんあります。厚生労働省はカイロプラクティックを勧めていませんが、それは1991年6月28日の情報から更新されていません。片や医療・代替医療先進国であるアメリカを見ると、米国国立衛生研究所(NIH)の1つである国立関節炎・骨格筋・皮膚疾患研究所や米国整形外科学会は、カイロプラクティックによって改善が見られた脊柱管狭窄症患者が多数いるため、保存療法の一例に挙げています。詳しくはこちらをご覧下さい。

 

医療・代替医療の分野は秒針分歩です。今ある最新・最善の情報で、出来る限りのことを提供するために、ウイケアカイロプラクティックは常に努力しています。

 

坂西

 

参考文献

 

1. 医業類似行為に対する取扱いについて[Internet]. 厚生省健康政策局. [Updated 1991 Jun 28; cited 2013 Aug 19]. Avaiable from: http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/061115-1a.html

2. Spinal Stenosis [Internet]. National Institute of Arthritis and Musculoskeletal and Skin Diseases:National Institutes of Health. NIH Publication No. 09–5327. [updated 2013 Jan; cited 2013 Aug 19]. Available from: http://www.niams.nih.gov/Health_Info/Spinal_Stenosis/.

3. Spinal Stenosis [Internet]. American Academy of Orthopaedic Surgeons. [updated 2009 May; cited 2013 Aug 19]. Available from: http://orthoinfo.aaos.org/topic.cfm?topic=a00329.