うつ病の寛解や再発を予想する要素

大うつ性障害が寛解するかどうか予想するのに、特定の抑うつ症状が早期に改善することが指標として有用です。その症状とは、

  • 悲しい気分
  • 陰性自己評価
  • 感情の鈍化
  • 活力低下
  • 落ち着きのなさ

うつ病が寛解した後にも、次のような症状が残っていると再発しやすいようです。

  • 不穏(行動に落ち着きがない、穏やかでない、そわそわしている)
  • 不眠
  • 体重変化

 

腰痛に伴う変形性関節症の病理的原因

高齢者の腰痛や肩こりでよくみられる変形性関節症では、特定のたんぱく質によって、関節軟骨の石灰が進むこと分かってきました。

変形性関節症は、加齢や繰り返された関節への負担が蓄積して、手足や脊椎(せきつい)の関節の軟骨が摩耗してしまうものです。腰痛の直接的な原因とは言えないのですが、腰椎に変形がある場合は、朝起きるとき、長い時間同じ姿勢をしていた後などに、こわばるような腰痛がひどくなるという特徴が出ます。変形性関節症を持っている方は、国内に2000万人以上いると推定されます。これまでは、どうしてそうなるのか、仕組みが不明で、根本的な治療法を考えることができませんでした。

東京大学整形外科の研究チームは、軟骨細胞で、「HIF2A」というたんぱく質を過剰に働かせると、変形性関節症の特徴である軟骨の石灰化が進むことを発見しました。そこで、マウスのHIF2Aを働きにくくしたところ、膝に負荷をかけても、変形性関節症になりにくくなりました。さらに研究を進め、変形性関節症の患者では、健常者と比べて、HIF2Aの働きが高い人の割合が多いこともわかってきました。

このたんぱく質の働きを抑える薬が開発されれば、変形性関節症の治療が可能になることが期待されています。

まずは薬を使わない治療から -腰痛治療ガイドラインより-

治療ガイドラインは、常に最新の研究をベースにして作られ、医師が適切な判断を下して質の高い治療ができるようにする目的で作成されます。

米国内科学会による最新の腰痛治療ガイドラインでは、骨折や関節炎、感染症、内臓疾患といった病気を原因とする腰痛以外は、従来のガイドラインで推薦されていた鎮痛剤による治療は効果が認められないので、今後は推奨しないことになりました。

代わりに、発症から12週間未満の腰痛では、カイロプラクティック、鍼、マッサージ、加温などにより効果が得られる可能性があるとしています。それ以上の期間続く場合は、運動療法や鍼、ヨガや認知行動療法といった方法が有効な場合があるとしています。

これからさらに研究が進めば、腰痛でお悩みの方々が最も効果的に良くなる道が見つけられることでしょう。

健康食で不健康になる?

アメリカでは、野菜や果物を搾ったジュースを作って朝食にするのが流行っているようです。また、ココナッツオイルも一時期ブレイクしたのは、記憶に新しいところです。

これらは、健康にいい食習慣として認知が広まったわけですが、米国心臓学会で生活習慣や栄養などに関する部会の先生である、アンドリュー・フリーマン氏によれば、野菜や果物をジューサーにかけるし、一部の栄養素は吸収しやすくなるが、丸ごと食べるのに比べたら、失う栄養も多いし、カロリーと比べて満腹感が少ないと述べています。

また、サプリメントも、同じ働きをもつ栄養素を含む食品を食べること以上の効果はないし、反対に植物からなにかを抽出してサプリメントにしても、一般的には丸ごと食べるのと同じメリットは得られず、危険になる事さえあるといいます。

基本的には、バランスの良い食事を取っていれば、通常ビタミンやサプリメントは必要ないそうです。

食事は、あまり人工的に加工していない野菜を中心に、バランスの良いメニューを考えれば、それがいちばん良いようです。

カフェインは健康にも良いかも。

前回、炎症を減らすために20分の運動だけでも効果があることをお伝えしました。

おなじように、コーヒーや緑茶に含まれるカフェインにも炎症を抑える効果が期待できる可能性があることを、米スタンフォード大学のデビッド・フルマン先生たちの研究で示唆されました。

カフェインは、ヒトによってはマイナス面もあるので、一概にはお奨めしませんが、コーヒー好きの皆さんにはちょっとした朗報ですね。