63歳男性 ストレッチでぎっくり腰に

63歳男性会社員

股関節を伸ばすストレッチの最中、腰にギクッとする瞬間的な痛みを感じ、ストレッチを中断したが、その後時間を追うごとに腰痛が強まり、翌日治療のため来院。ぎっくり腰は、40代から数年に1度繰り返していた。その他、通院を要するような病気やケガをしたことはない。

症状

腰痛により腰をまっすぐに伸ばすことが困難で、立ったり歩くときにも腰に響く。痛みは腰全体から右臀部に広がるが、大腿より下にまでは痛みや痺れることはない。横になって安静にしていれば痛みは遠のくが、寝返りは辛い。痛みの強さは10段階で7ぐらい。

姿勢と痛みの誘発テスト

立位姿勢は前かがみで左に傾いている。立位で腰の前屈40度、右側屈すると痛みが増強する。痛みは脊柱をまたいで左右にあり、また右臀部に広がるが、限局性は低い。背屈は痛みでできない。左側屈では痛みの増強はない。座位で、第四腰椎右側関節突起を前方へ圧したとき、最も痛みが誘発される。

組織の状態

皮膚発赤や腫脹はなく、皮膚温も正常。左右腰部の筋群は緊張が強い。圧迫で痛みを感じるが、持続する痛みはない。

反復運動テスト

手技で伸展運動を繰り返させると、腰を背屈できる範囲が広がる。

治療

第四腰椎に対する側臥位での力学的アプローチ

結果

治療後、まっすぐに立つことができるようになり、痛みの強さが半減。

経過

3日後の再来院では、痛みの強さは10段階の3。右臀部痛は消失。腰部右側に圧痛が残っている。全身をチェックし、生体力学的なバランスを調整。1週間後に回復を確認し、終了となった。

ハムストリング症候群

高校生で、座っていると坐骨から太腿の裏側にかけて痛くなるので、勉強がはかどらないという子が来ました。整形外科や接骨院に通ったが、原因が分からないといわれたそうです。

痛みの責任組織を探していくと、ハムストリングがかなりタイトなことが分かり、痛みのマッチングテストからも、ハムストリングが愁訴の責任組織とみました。

タイトハムストリングによる主な症状は、

・座位時の臀部大腿痛

・全力疾走の時、脚を前に運ぶときの痛み

坐骨神経のストレッチ痛によく似ていますが、膝から下に痛みが出ることはありません。

ハムストリングスをストレッチした状態で、筋の全長を触察していくと内側ハムストリングスで近位の筋腱移行部と坐骨結節付着部付近に硬結と圧痛があり、とくに坐骨結節付着部の硬結を圧迫すると症状と似た痛みが誘発されました。

そこで、原因を確定するために筋腱膜リリースをしたところ、VASが半分以下に改善しました。

このように、難治性の臀部大腿痛の原因のひとつに、タイトハムストリングスがあります。タイトハムストリングスを改善する上で問題となるのは、いくらハムストリングスをリリースしても、その場限りで発展的ではないことです。

タイトハムストリングスの真の原因はなにか、次回のブログで解説します。

※注 カイロプラクティックは整体ではありません。

緑茶で認知症予防

金沢大学の研究によると、緑茶を毎日一杯以上飲む人は、飲まない人と比べて認知機能が低下する危険性が1/3になるという結果が出ています。

コーヒーや紅茶では変わらないそうなので、緑茶には認知症予防の効果があるといえそうです。週に1〜6回飲むだけでも危険性が半分に減るので、緑茶を飲む習慣がない方でも、週1回くらいは緑茶にしてみるといいかもしれません。

そういえば、100歳になった患者さんがいらっしゃるのですが、ご家族の方の印象では、鍼治療すると、その後シャンとして、受け答えがはっきりするのだそうです。もともと、皮膚が痒くて困っていたことで治療をはじめたのですが、それから一年が経ち、痒さもほとんど落ち着き、認知も悪化せずに、お元気で治療に通われています。

こうした方にこそ、病気を治す考えではなく、体のバランスを整える東洋医学的な考え方に基づいた治療がいいのかもしれません。

原因不明の四十肩を訴える空手家会社員(45歳男性)

主訴

ケガや思い当たる原因もないのに右肩に違和感を覚え、6ヶ月経った今日まで悪化傾向にある。よく手を挙上する習慣はない。夜に痛かったり肘や手が痛いということはない。会社でのデスクワークや外回りでは支障が無いが、空手時に痛む。整形外科では四十肩と診断を受けたが、上述のように悪化している。 続きを読む

中学生からある頭痛を訴える会社員(37歳男性)

主訴

中学生の頃からある頭痛で、医者には病理的なものではなく偏頭痛と診断された。両側部に左右差なくある鈍痛は、2時間ほどデスクワークをすると誘発され、回復までに早くて2日かかる。肩凝りは慢性的にあり、頭痛前に目がぼやける。光・音などに過敏になることはない。 続きを読む