藤沢市の腰痛とカイロプラクティック情報;:椎間板ヘルニアの手術

椎間板ヘルニアの手術


  • 椎間板ヘルニアになると、頭に浮かぶのが「手術しなくちゃいけないの?」という疑問です。ふつうは、担当の医師からいろいろと説明を受け、受けるかどうかご自身で考えることになります。
  • でも、考えるといっても判断する基準や知識がなければ、なかなか難しいことだと思います。
  • ここでは、どんなケースで手術を考えるべきか、考えるための知識として、腰痛先進国アメリカの椎間板ヘルニア手術ガイドラインをふたつ、ご紹介します。
  • また、椎間板ヘルニアが時間とともにどうなっていくのかを簡単に説明します。


Danish Guidelinesに基づく 椎間板ヘルニアの外科手術適応指標(CR P-78)

 

  1. 4〜6週間の保存療法で改善しない
  2. 臨床所見と画像診断に相関があること
  3. 下肢機能の減弱が進行している
  4. 治療を受けているにもかかわらずひどい下肢の症状がある


ランド研究所による椎間板ヘルニアあるいは脊柱管狭窄症の手術適応指標


・手術に妥当性がある

  • 痛みが下肢にあり、画像診断で椎間板ヘルニアあるいは狭窄症が認められ、主要あるいはマイナーな神経学的な兆候があり、症状による6週間以上の活動制限を来しているもの。


手術の妥当性は曖昧

  • 痛みが下肢にあり、画像診断で椎間板ヘルニアあるいは狭窄症が認められ、 主要あるいはマイナーな神経学的な兆候があり、症状による活動制限がまだ4週に満たないもの。
  • 痛みが下肢にあり、画像診断で椎間板ヘルニアあるいは狭窄症が認められ、マイナーな神経学的な兆候だけあり、症状による6週間以上の活動制限を来しているもの。


手術は妥当でない

  • 痛みが下肢にあり、画像診断で椎間板ヘルニアあるいは狭窄症が認められ、主要あるいはマイナーな神経学的な兆候があり、 症状による活動制限がまだ4週に満たないもの。

マイナーな神経学的所見(2つ以上該当すること)

  • 左右非対称なアキレス腱反射
  • デルマトーム上の知覚欠損
  • ipsilateralのSLR陽性
  • 坐骨神経痛

メジャーな神経学的所見

  • 進行性の片側下肢の脆弱化
  • WLR陽性
  • 椎間板ヘルニアになった、という人を何人くらいご存じですか。ひとりかふたり、多くて数人でしょう。しかし、実際には非常にポピュラーなものなのです。
  • MRIで調べると、35歳の人では40%、60歳では60%の人にヘルニアが見られた、という調査結果があります。(Definitions and care. In: Loeser JD, ed Bonica's Management of Pain, 3rd ed.)
  • こんなにヘルニアを持っている人はいっぱいいるのに、実際の症状が現れる人はほんの一握りです。
  • このことからわかるのは、本当にヘルニアが症状の原因なのかを判断するのは、MRIなどの画像診断だけでは不十分だということです。
  • アメリカのガイドラインでは、症状、画像診断、保存的治療の効果、臨床所見を総合してヘルニアを判断しています。

 

  • 椎間板ヘルニアといわれた方、こうしたことをきちんと調べてもらっていますか。

 

  • また、ヘルニアを起こした椎間板は、多くは2ヶ月ほどである程度吸収されていきます。吸収されて小さくなれば、仮に椎間板が神経を刺激していても、次第に痛みがなくなっていくことが理解できます。(Caragee E. Point of view. Spin 2001;26:648-651)

 

  • 実際、多くの麻痺やひどい感覚異常などのサインがない坐骨神経痛は、時間の経過とともに良好な予後を示します。

 

  • アメリカでは、手術による解決は、患者さんにとってサポートシステムへのさらなる依存と、金銭上の救済を必要とするものであると考えられています。
  • カイロプラクティックも、整形外科による保存療法、手術と同様に椎間板ヘルニアに対する選択肢のひとつです。

 

  • 整形外科による保存療法に効果がみられないとき、より積極的なアプローチとしてカイロプラクティックの効果が期待できます。

 

  • カイロプラクティックは、手術に比べて少ない費用で症状をコントロールできる可能性があり、その侵襲性(体への負担)は手術や薬物と比べて非常に少ないというメリットがあります。
  • また、入院のため仕事を休んだり、長い時間を待合室で待たされるといった時間のロスがなく、そうした時間を費用に換算すると、その点でもメリットがあります。

 

  • ただし、担当するカイロプラクターがきちんとした判断力を持っていないと、本当に手術が必要なケースを見逃し、むやみに時間と費用が浪費されることにもなりかねません。

 

  • その点で、アメリカなどカイロプラクティックが法制化され、国家の医療業務の一翼を担うようになっている国では、大学でのカイロプラクティック教育が必須となっており、安心です。

 

  • 日本でも、そうした大学教育を受けた国際基準を満たすカイロプラクターが、少ないながらいます。カイロプラクティックを受ける際には、そうしたカイロプラクターが担当する治療院を選べば良いでしょう。

 

  • 必要な情報を十分吟味して、悔いのない判断をしていただければと思います。

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