藤沢 カイロプラクティック

安静時健常/交感神経応答反転タイプ=気滞タイプ

 
藤沢 自律神経

安静時のバランスは良いが、交感神経のスイッチが入るのに時間がかかるタイプ。寝起きやしばらく座ってから立ち上がるときに症状が顕在化しやすい。


 
代表的な原因は、自律神経のスイッチを入れる視床下部に抑制がかかっています。視床下部は、青斑核などのノルアドレナリン神経系からの働きかけで交感神経をアクティブにします。不安や悩みなどのストレスでこの働きかけが強まり、交感神経が過緊張状態になるのを押さえているのが、縫線核をはじめとするセロトニン神経系です。ストレスに対する交感神経の高ぶりを、セロトニン系が強く抑制しているため、安静時は一見バランスして見えますが、起立時にうまく交感神経のスイッチが入らないわけです。
藤沢 自律神経
 
主に情動の抑制や内臓機能の低下で水分代謝や消化が停滞が起こります。そうすると、ちょっとした外部環境刺激や労働で腹部の張りや体の痛みが起こるようになって不調が続くようになります。
 
このタイプの人は、強いストレスを受けてはいますが、まだそれが慢性化していない状態です。対応としては、脊柱のダイナミックな動作を改善してから歩くことで、脊柱にリズミカルな運動刺激を与えて、セロトニン神経系を活性化します。ストレスによって活性化するHPA軸(視床下部/脳下垂体/副腎軸)を疲弊から守るように、栄養と酸素を十分供給することが必要です。

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治療
 
このタイプは、安静時に交感神経が優位で、なおかつ立ち上がったときにも交感神経への切替が大きいタイプです。普段より交感神経の興奮が続いているため、イライラしたり、血圧が下がりにくかったりします。

 
代表的な原因は、交感神経を抑制する大脳皮質が機能低下しているケースです。右大脳皮質からは、橋網様体脊髄路を介して右側の脊髄中間外側柱にある交感神経ニューロンを抑制する神経経路があります。もし、大脳皮質の働きが弱まると、この経路が興奮しようとする交感神経ニューロンを押さえる力も弱まるので、交感神経の興奮が続くようになります。
 
主に情動の抑制や胃腸の蠕動運動低下による便秘などが起こります。このタイプの人は、睡眠や食事が不規則なことが多く、対応としては、生活のリズムを正して、HPA軸(視床下部/脳下垂体/副腎軸)を疲弊から守るように、栄養と酸素を十分供給することが必要です。
 


 安静時健常/交感神経無反応タイプ=気虚タイプ
 
安静時のバランスは良いが、活動時に交感神経のスイッチが入らないタイプ。正常なら、起立直後に交感神経のスイッチが入って活動体制に切り替わるが、スイッチが入らないために元気がなく、つかれやすくなります。
 

神経、筋肉、循環、消化吸収、排泄など全身の機能が低下します。胃腸が弱かったり、免疫機能の減退などが現れます。やる気が起きず、話すのもおっくうに感じます。ふらつくこともよくあります。活動すると、症状が悪化します。
 
このタイプは、もともと虚弱体質だったり、栄養不足、慢性疾患、過労、老化などが原因で、細胞の代謝が悪くなっています。対応としては、カイロプラクティックで動きが悪くなった皮下組織の柔軟性を回復させ、組織間の血液循環を促して体を温めます。また、有酸素運動を取り入れ、ミトコンドリア活性を高めて、細胞単位でのエネルギー産生を助けます。


 

安静時健常/交感神経切り替え遅延タイプ=陽実タイプ
 
安静時のバランスは良いが、交感神経のスイッチが入るのに時間がかかるタイプ。正常なら、起立直後に交感神経のスイッチが入って、活動する体制となるが、それに時間がかかるため、寝起きやしばらく座ってから立ち上がるときに症状が顕在化しやすい。

 
 


 

 安静時自律神経活動低下/交感神経反応過剰タイプ=陽実タイプ

 

 

 

安静時のバランスは良いが、交感神経のスイッチが入るのに時間がかかるタイプ。正常なら、起立直後に交感神経のスイッチが入って、活動する体制となるが、それに時間がかかるため、寝起きやしばらく座ってから立ち上がるときに症状が顕在化しやすい。

 
 
 


 

 安静時交感神経緊張/起立時自律神経低下タイプ=陽実タイプ

 

 

 

安静時のバランスは良いが、交感神経のスイッチが入るのに時間がかかるタイプ。正常なら、起立直後に交感神経のスイッチが入って、活動する体制となるが、それに時間がかかるため、寝起きやしばらく座ってから立ち上がるときに症状が顕在化しやすい。