てんかん


「てんかん」は脳細胞の一時的な異常興奮が起きて、けいれんなどのてんかん発作が出てしてしまう病気です。
 
主な原因疾患としては日本脳炎、脳膜炎、脳腫瘍、高血圧、脳寄生虫などが有り、他に交通事故や落下、転倒などによる頭部外傷等があります。強い精神的ショック、長く続く睡眠不足による疲労状態によって起こるケースもあるようです。
 
また、こうした原因が見つからない特発性のてんかんも多く見られます。
 
現代医学の治療は薬物療法が主体で、坑てんかん薬による発作頻度の抑制、軽減を図るものです。
 
抗てんかん薬は、神経細胞の異常放電を抑えたり、周囲への伝搬を阻止する働きをします。また脳の血流を良くして脳全体の環境を良くする目的を持つ薬も使われます。


てんかん治療は、専門医による薬物療法がメインとなりますが、妊娠などの理由で薬物の使用を抑えたい、などという場合には代替療法として鍼灸やカイロプラクティックの選択があります。
副交感神経を電気的に刺激する外科的治療がありますが、身体に電極を埋め込む手術が必要です。カイロプラクティックは、自律神経機能の調整作用があります。交感神経の働きを鎮めて、副交感神経を働きやすい状態にすることで脳の血流改善が起こります。その結果、てんかん発作の頻度が軽減する可能性があります。
東洋医学では、けいれんを肝の病としてとらえ、肝臓の調整を行います。
カイロプラクティックも鍼灸も、きわめて副作用の少ない安全な治療法です。

鍼灸やカイロプラクティックは、脳の血行を改善する働きがあります。継続することによって脳神経の異常興奮度や興奮頻度を減じる効果が期待できます。これにより副作用の少ない薬への転換、薬物量を減じる事により全体的な身体状況の改善の可能性が出てきます。


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脊柱を整えて肩甲骨を中心としたアライメント(整列)と動きのアンバランスを是正します。その結果、身体的ストレスが軽減し、自律神経の安定を図ります。星状神経節へのレーザー照射を併用することで、より強く交感神経の抑制を行います。
 
 

 
発作のタイプによって①風痰気逆証、②肝腎陰虚証、③脾腎気虚証の3タイプに分類します。
体質や季節など身体内外の様々な要因による変化により適宜その変化に応じたツボを選択する必要があるため、毎回脈診による検査を行います。一般にこの疾患ではつよい後頚部、肩背部のコリを訴える方が多く、その減少が効果の目安となります。
 
癲癇のツボ
癲癇の治療のみに使うツボが有ります。「腰奇」や「癲癇」(てんかん)と言う名のツボです。随時患者さんの状態を診ながら選択します。
 
風痰気逆証
(大発作)
発作前にめまい、頭痛、胸苦しさが起きる。発作は激しく顔面が蒼白となり、突然卒倒して意識を失う。白目をむいて歯を食いしばり手足が引きつる。時には口から泡を吹き、家畜の叫び声のような痰の音を出す。舌を噛んだり大小便の失禁を起こすこともある。
 
舌苔:黄 
脈:弦滑
 
■ 大発作中は人中(じんちゅう)で意識回復を図り、後谿(こうけい)で手足の突っ張り、硬直を発作が治まるまで強刺激の運針を継続する。
 
肝腎陰虚証
肝腎陰虚証
弱い発作が頻繁に起こる。めまい、ふらつき、身体がだるい或いは普段から疲れやすい。疲れると何となく熱っぽい感じがする。不眠、精神不安、モノ忘れが激しい。
 
舌苔:ほとんどない
脈:細沈
 
脾腎気虚証
一時的な意識の消失や会話の中断などが起きる。胃腸が弱くて疲れやすい。顔色が青白い。手足の緊張、つっぱり、首のぐらつきが起きるときもある。発作後には疲労困憊した感じになる。そのまま眠ってしまう事もある。
 
舌:淡 
脈:澪細

スーパーライザーによる高エネルギー光線療法を使い、交感神経である星状神経節に直接働きかける治療法です。これにより、副交感神経の働きが高まり、てんかん発作の頻度を少なくすることが期待されます。