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Last updated 2024-01-22

アレルギーについて

そのメカニズム

アレルギーは、本来持っている自己防衛機能である免疫反応が過剰に作用した結果、からだに危害が及んだ状態といえます。免疫反応の中でも、抗体という血液中のタンパク質が持つ作用が多くのアレルギーに関わっています。抗体には、5つのタイプがあります。花粉症などを起こすのは、IgEというタイプの抗体です。IgEは、ほんらい寄生虫の感染を防御する抗体といわれています。(そこで、近年寄生虫感染がなくなったため、IgEが過剰になってアレルギーが増えたという人もいます。)
では、IgEがどのようにしてアレルギー症状を引き起こすのでしょうか。たとえば花粉症ですが、鼻などの粘膜には、マスト細胞というがたくさんいます。マスト細胞は、ヒスタミンという炎症反応を起こすための物質を放出することで、粘膜からの粘液分泌を盛んにさせる働きがあります。花粉症で鼻がむずがゆくなり、鼻水がトドッと出るのはこのマスト細胞の仕業です。マスト細胞を働かせるキーになるのが「IgE」です。マスト細胞だけしかないとき、花粉が入ってきても何も起きません。しかし花粉に反応するIgEがマスト細胞にくっつくと、そのIgEに花粉がくっついてついにマスト細胞からヒスタミンが放出されます。その結果、粘膜に炎症が起こるのです。

IgEが作られる仕組み

IgEがマスト細胞にくっついたところに花粉が入ってきて花粉症が起こることまでお話ししました。では、その花粉とくっつくIgEはどうやって作られるのでしょうか。IgEなどの抗体は、リンパ球の一つであるB細胞が作っています。 B細胞の多くは、リンパ節や脾臓に存在しています。人間は、生まれつきスギ花粉と対になるB細胞を持っています。花粉が入ってくると、そのアレルギー物質が血液に乗ってリンパ節などにいるB細胞に達します。するとB細胞は花粉に対するIgEを作って放出するとともに、自分も増殖してたくさんの抗体を準備できるような態勢作りを始めます。
B細胞とIgEによる「花粉攻撃態勢」に歯止めをかける働きもあります。それがB細胞と同じリンパ球のひとつのT細胞です。T細胞には、B細胞にストップをかけるサプレッサー(抑制)T細胞と、ゴーサインを出すヘルパーT細胞があります。T細胞も、B細胞と同じように花粉に反応して働きはじめます。ただ違うのは、B細胞は直接花粉に反応するのに対し、T細胞は、マクロファージなどの大食細胞が花粉を食べて、その連絡を受けてから働き始めるという点です。その連絡の伝わり方は、人によって異なります。そこで同じように花粉にさらされていても、花粉症になる人とならない人が出てくる一つの要因になります。

アレルギーを調節しているメカニズム

マスト細胞がヒスタミンを放出するのを直接押さえる働きがからだにはあります。その一つが自律神経の作用です。自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立ちます。 交感神経からは、マスト細胞の働きを抑える物質が出されます。ストレスが多い生活をしていると、自律神経のバランスが崩れてマスト細胞の働きを抑えられなくなることも考えられます。
食べ物の中には、アレルギー反応に影響するものがあります。 肉などの脂肪には、マスト細胞が作る炎症物質の一つ「ロイコトリエン」の材料が含まれているので、その産生を高めてしまいます。逆に、魚の脂肪にはそれを押さえる働きがあり、そこでアレルギー患者にはエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)をとることで、脂肪のバランスをとるのを推奨する医学者もいます。 

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