最近初めて頭痛になったという方で、まだ一度も病院で頭痛を診てもらったことがないという場合は、まず神経内科などの受診をお薦めします。そのほか、次のようなケースもまずは病院で診察してもらいましょう。
- 早朝頭痛で目が覚める
- 視力障害、複視(物が二重に見える)
- 徐々に頻度と強さが増してきている頭痛
- 前屈みになると顕著な悪化をみる
- かつて経験したことがない強烈な頭痛
- 50歳以上で初めての頭痛
- 精神症状、運動・感覚の変化、失神、けいれん、発熱、項部硬直などがある
- 最近の急激な体重減少や発熱
今までくり返し頭痛が起きて病院にも通っているが、思うように改善しない、薬を使いたくないなどといった場合に、選択肢としてカイロプラクティックはとても有効な方法です。
特に、頚やあたまの筋肉や頸椎に痛みなどの異常をともなう場合、それを取り除いてあげることで頭痛がおこらなくなるケースも多く、効果が期待できます。
カイロプラクティックが盛んなアメリカでは、慢性頭痛に対するカイロの効果が検証されています。
- ・脊柱矯正は、片頭痛や慢性緊張性頭痛の治療にアミノトリプチン製薬と同様の短期有効性が認められるという穏やかな証拠がある。
- Efficacy of spinal manipulation for chronic headache: A systematic review
WECAREでは、頭痛の原因に影響すると期待できる、いくつかの方法を組み合わせて頭痛ケアをおこないます。
カイロプラクティック
- カイロプラクティックをおこない、脊柱を整えることでストレスを緩和し、自律神経のバランス回復を図ります。くびの筋肉や関節の異常でおこる頚性頭痛は、カイロの効果が大きな症状の一つです。
- また、神経細胞がよく働くための三つの条件、酸素・栄養・適量刺激は、カイロによる全身的な治療でその環境を整えることができます。
- 偏頭痛に関わる三叉神経は、たびたび頭痛で刺激されると敏感になって頭痛の慢性化につながります。神経の血行を良くする手技で三叉神経を沈静化させることで、頭痛の頻度を低減する期待ができます。
光線治療
- 必要に応じ、光の中で最も深達性の高い波長帯の近赤外線を高出力でスポット状に照射する光線治療器スーパーライザーを用いて頸部の交感神経を調整する、星状神経節レーザー照射療法を併用します。