星状神経節ブロック療法
  • 星状神経節
    交感神経の緊張しすぎは、全身的にさまざまな問題を起こします。血行障害、ホルモンの乱れ、免疫の低下など、体の健康を保つ仕組みが混乱します。
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  • 星状神経節ブロック療法は、それらの原因である交感神経の過緊張を緩和するので、さまざまな病気や症状の改善に役立ちます。
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  • 星状神経節ブロック療法は、病院では麻酔薬を注射することで行います。しかし、当然痛みを伴い、また合併症や副作用の問題もあります。
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  • その点、スーパーライザーを使った直線偏光近赤外線を星状神経節に照射する方法は、無痛で体を傷つけることなく星状神経節ブロックを行うことができます。
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  • 特に高齢の方やお子さんなど、安全性を重視しなければならない場合は、非常に有効な手段といえます。
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  • スーパーライザーによる星状神経ブロックは、注射によるものに比べて1回あたりの効果が小さいとされています。そこで当院では、体質を改善する鍼灸治療と併用することをお奨めしています。
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 星状神経節レーザー療法の効果

  • 星状神経節は、頭部や首、肩、腕に行っている自律神経のターミナルです。そのため、かつては上半身にだけ効果があると考えられていましたが、全身の自律神経調整に効果を上げる可能性が確認さています。
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  • これは、脳の血管を支配している自律神経の緊張が和らぐことが原因ではないかと考えられます。特に身体全体の自律神経中枢である「視床下部」の働きに影響することが予想されます。同時に、免疫系にも影響して抵抗力を高めるのではないかと思われます。さらには、視床下部は脳下垂体というホルモンの中枢にも作用するため、内分泌系の調整作用も考えられます。

 

  1. 自律神経(交感神経)の緊張緩和
  2. 免疫機能の好転
  3. 内分泌機能の調整

 

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  • 星状神経節
    手の強い冷えを訴えるかたに星状神経節照射を行い、手の皮膚温度変化をサーモグラフィーで観察した写真です。青く暗いほど温度が低く、赤から白くなるほど温度が高いことを示しています。
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  • 左上の写真は治療前で、血流が悪く温度が低いのがわかります。
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  • 左下は患者に寝てもらい、10分間安静にしたときの温度です。手の位置が心臓と同じ高さになった為、少し血流が良くなり多少の温度上昇がみられます。
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  • その後、星状神経節に10分間照射したのが右上の写真です。あきらかな温度変化が見られます。右下は、照射後10分間安静にしたときの温度です。まだ温度が高いままです。

 

  • 星状神経節
    健康な人に対して、右側神経節照射後の顔面と上肢の温度変化です。上肢だけでなく、顔面にも温度変化がみられます。麻酔による神経ブロックと違い、反対側にも温度変化が現れます。
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  • 今までに全国の大学病院の先生方より多数の臨床報告がなされ、スーパーライザーの治療効果が証明されています。

 治療の目安

  • 病院での麻酔注射を使ったブロック療法では、平均30回以上繰り返して注射し、一回あたり保険点数で35点(3500円)を基準としています。
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  • WECAREでは、スーパーライザーによる光線照射10分間を週に2〜3回、5〜8週間合計15〜25回を1クールとして評価していきます。

 

  • 料金 1.000円/10分
  • 鍼灸治療を併用する場合は、アレルギー緩和ケア料金となります。