安静時健常/起立時低下タイプ=肝気鬱滞
安静時のバランスは良いが、立ち上がっても交感神経がオンにならず、立ち続けるとさらに低下する。副交感神経も切り替わりにくく、立っていることでかえって亢進しだすタイプ。
副交感神経のコントロールが悪く、亢進した副交感神経機能が、交感神経を抑制しています。原因は、前庭機能に問題があり、孤束核からの過剰な入力を受けて迷走神経の興奮状態が続いていると考えられます。
そのため、めまいやふらつき、胸がモヤモヤして焦燥感を感じたり、ちょっとしたことで感情が乱される傾向があります。咽の塞がりを感じることもあります。胃食道逆流症候群や過敏性大腸症候群などの機能性胃腸障害を慢性的に訴えることがあります。
このタイプの人は、慢性的な疲労やストレスが続いたり、飲食の不摂生、病中病後などで体力を消耗したり、胃腸の消化吸収力が低下することが誘因となります。時には、甲状腺機能の失調も見られます。対応としては、前庭機能を改善するため、小脳への入力を増やすことが重要です。
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