起立時高留タイプ=肝鬱化火
このタイプは、安静時に交感神経が優位で、なおかつ立ち上がったときにも交感神経への切替が大きいタイプです。普段より交感神経の興奮が続いているため、イライラしたり、血圧が下がりにくかったりします。
代表的な原因は、交感神経を抑制する大脳皮質が機能低下しているケースです。右大脳皮質からは、橋網様体脊髄路を介して右側の脊髄中間外側柱にある交感神経ニューロンを抑制する神経経路があります。もし、大脳皮質の働きが弱まると、この経路が興奮しようとする交感神経ニューロンを押さえる力も弱まるので、交感神経の興奮が続くようになります。
主に情動の抑制や胃腸の蠕動運動低下による便秘などが起こります。このタイプの人は、睡眠や食事が不規則なことが多く、対応としては、生活のリズムを正して、HPA軸(視床下部/脳下垂体/副腎軸)を疲弊から守るように、栄養と酸素を十分供給することが必要です。
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