もしかして過敏性腸症候群IBS?と思ったら、かかりつけの医師に相談してみましょう。そこでIBSと診断されたら、医師による薬物療法以外にも薬を使わない安全な自然療法のカイロプラクティックもぜひ試してみては。
とくに長期間薬を使いたくない方、自分自身の力で病気を治したいと考えていらっしゃる方には、食事や運動と一緒にカイロプラクティックを受けることで改善効果が高まります。
※最近注目されている男性IBS治療薬「セロトニン3受容体拮抗薬(商品名:イリボー(R)錠)は、女性のIBSには効果がなく、また便秘、肝機能への悪影響などの副作用が報告されています。
今までくり返し下痢や便秘が起きて病院にも通っているが、思うように改善しない、薬を使いたくないなどといった場合に、選択肢としてカイロプラクティックはとても有効な方法です。
骨盤や腰椎を調整すると腹部の血行がよくなり、結果的に腸へのよい影響が起こるものと考えられます。
また頚や頭に痛みやコリなどの症状をともなう場合、頚椎を調整することで下痢がおこらなくなるケースも多く、施術による長期効果が期待できます。
とくにストレスや不安感を自覚されている方にカイロプラクティックをおこなうと、全体的な神経の調整機能が高まることで自律神経が安定し、症状が不安を呼び、不安が症状を悪化させるという負のスパイラルを断ち切ることも可能です。
カイロプラクティックがIBS改善に期待できる理由には、なぜIBSが起きるのかというところにあります。
- 下痢・便秘=腸運動の異常
- 腸運動→自律神経が調整(セロトニン)
- 腸の痛み→脊髄でセロトニンが抑制
- 神経機能低下→腸の運動異常=下痢・便秘
下痢や便秘といった症状は、腸が働きすぎたり、逆に鈍くなったりすることで起きます。腸の働き具合は、脳から自律神経によってコントロールされています。また、体に起きた痛みや不快感は、脊髄のところで脳からのセロトニンによって抑えられています。こうした神経機能がうまく働かなくなると、腸の動きがおかしくなったり、普通は感じない腸の動きを痛みや不快感として感じるようになったりしてしまいます。この状態が、IBSであると考えられています。
カイロプラクティックは、頭蓋骨や脊柱を整えることで神経の流れを活性化させ、腸の調整機能を高めてくれます。
WECAREでは、IBSの原因に影響すると期待できる、いくつかの方法を組み合わせてケアをおこないます。
カイロプラクティック
- カイロプラクティックをおこない、脊柱を整えることでストレスを緩和し、自律神経のバランス回復を図ります。
- また、神経細胞がよく働くための三つの条件、酸素・栄養・適量刺激は、カイロによる全身的な治療でその環境を整えることができます。
光線治療
- 必要に応じ、光の中で最も深達性の高い波長帯の近赤外線を高出力でスポット状に照射する光線治療器スーパーライザーを用いて頸部の交感神経を調整する、星状神経節レーザー照射療法を併用します。これによって自律神経の中枢である視床下部の血行がよくなり、自律神経の働きもよくなります。