鼻閉、くしゃみや鼻水の出方で重症度を分類します。
最重症 一日中鼻が詰まり、くしゃみや鼻水が一日21回以上ある。
重症 鼻閉で多くの時間を口で呼吸し、くしゃみや鼻水が一日に11〜20回ある。
中等症 鼻閉により時々口で呼吸をし、くしゃみや鼻水が一日に6〜10回ある。
軽症 口で呼吸するほどではない鼻閉があり、くしゃみや鼻水が一日に1〜5回ある。
スギ・ヒノキ花粉症の季節をどうしのぐか
スギ花粉は、2月半ばから飛びだし、3月上旬がピークになり、4月初め頃までには収束します。ヒノキ花粉は、スギ花粉が終わる頃からおよそ一ヶ月間飛びます。スギとヒノキの花粉はよく似いてるので、多くの人が両方のアレルギーを持っています。
花粉症対策は、いかに吸い込む花粉の量を減らすかが第一になります。一般的ですが、外出時には必ずマスクをしましょう。いいマスクを使えば、吸い込む量を1/3に減らせます。晴天で風の強い日など、花粉がたくさん飛んでいるときには、できるだけ外出しないようにします。
部屋に入るときは外で花粉を払ってから入る、洗濯物や布団は外に干さない、まめに掃除機をかけるなどを注意すれば、室内の花粉量を減らすこともできます。
部屋を暖かし加湿することで、敏感になった鼻やのどの粘膜への刺激を少なくしましょう。蒸しタオルをつくって、顔を覆ってあげるのも気持ちがよいものです。
鼻水は、花粉を洗い流し、また粘膜を保護してくれる大切なバリヤーでもあります。頻繁に鼻をかむより、流れ出る鼻水をティッシュで吸い取るぐらいの方が、粘膜への負担が少なくなります。
睡眠は十分にとり、体を冷やさないよう注意します。食べ物も、体を冷やすようなもの、清涼飲料水などはとらない方がよいでしょう。
医師による治療以外で、鼻アレルギーに効果があるとされているものに、鍼灸、漢方、甜茶やシジュウム茶、ハーブ等があります。
千葉大医学研究院の調査では、漢方薬は効果有50%、効果無35%、不明15%、甜茶に対しては効果有14%、効果無51%、不明35%、鍼治療は効果有44%、効果無44%、不明11%といったところでした。
WECAREでは、鼻アレルギーのメカニズムに影響することが期待できる、いくつかの方法を組み合わせて治療をおこないます。ご希望の方は、お気軽に問い合わせメールかお電話を。
カイロプラクティック
- 鼻水や鼻閉には自律神経の働きが関わっています。また、免疫・ホルモン・自律神経の各機能は互いに関係し合っています。そのため、自律神経が不安定になるとアレルギー反応がおこりやすくなることが考えられます。そこで、カイロプラクティックをおこない、脊柱を整えることで自律神経のバランス回復を図ります。
光線治療
- さらに、光の中で最も深達性の高い波長帯の近赤外線を高出力でスポット状に照射する光線治療器を用いて頸部の交感神経を刺激する、星状神経節刺激療法を併用します。
鼻スチーム療法
- 鼻のかゆみやくしゃみは、鼻粘膜の知覚過敏状態によるものです。それを和らげるために、神経を鎮静させる作用のあるアロマオイルを含む蒸気を鼻から吸い込む鼻スチーム療法を行います。