嗅覚障害

匂いがわからないときの治療について

とくに原因が分からないで匂いがわからなくなってしまうことがあります。特に50代以降の女性に見られる症状なのですが、一体どのような状態なのでしょうか。


匂いは、空気中の分子を鼻から吸い込んで、奥にある嗅覚細胞でキャッチされ、嗅神経によって脳に伝わり、匂いとして感じられるようになります。
病気として匂いがわからなくなるものには、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などによる鼻づまりで匂い分子が届きにくくなっているケース、嗅覚細胞の障害、嗅神経の障害、脳の障害などが考えられます。これらのケースは、耳鼻科や脳神経外科などでの治療が優先されますが、そうした医療機関で調べても、なにも原因が見つからない場合が多々あります。

 
多くの嗅覚障害は医学的な原因がはっきり分からないものであり、病院では心理療法や抗うつ薬などが試されることになります。
 
当院に通われていた患者さんで、以前より匂いがわからなくて困っていたけれど、ウイケアの治療を受けていたらだんだん匂うようになってきた、と感謝されたことがありました。その方は、ひどい肩こりを訴えて治療を受けていたのですが、どうもカイロプラクティックの効果があったようです。
 
匂いは、鼻から吸い込んだ分子が鼻粘膜に付着して嗅覚細胞が感じる、とはじめに説明しましたが、そのとき粘膜が分泌する水分に分子が溶けることで初めて嗅覚細胞に届きます。ですから、粘膜が乾いていると溶ける分子が少なくなって、匂いを感じにくくなってしまうことが考えられます。
 
粘液の分泌は副交感神経の働きです。この方の肩こりは、仕事のストレスと不良姿勢から来の交感神経の過剰状態が原因でした。交感神経過剰な状態では、副交感神経が抑えられてしまい、粘液分泌が低下します。
 
カイロプラクティックで脊柱を整えると、交感神経が安らぎ、代わりに副交感神経が活発に働き出します。その結果、粘液の分泌が正常化されたのでしょう。
 


WECAREでは、カイロプラクティックのもつ神経機能調整力を最大限に発揮させ、嗅覚に働きかけます。
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  • カイロプラクティックをおこない、脊柱を整えて肩甲骨を中心としたアライメント(整列)と動きのアンバランスを是正します。その結果、自律神経バランスが整います。そのうえで、解剖学に基づいた動かしかたで粘膜の血流を改善していきます。

 

  • 交感神経のターミナルである星状神経節にレーザーを当てることで、自律神経を整え粘膜の血流を改善します。