藤沢 クリニック

眼が回る


めまいについて

めまいを訴える患者さんはとても多く、よくお話を聞きますと、周囲や自分自身がぐるぐる回るように感じる回転性めまいVertigoと、なんとなくふらふらするとか、体が浮いたように感じるめまい感Dizzinessに訴えを分けることができます。
 
めまいの原因には、平衡器官がある内耳の異常、内耳から感覚を受け取る中枢神経の異常、小脳の異常の3種類があります。
 
内耳の異常で起こる最も多いめまいは、三半規管の中にある耳石の影響で起こる「良性発作性頭位眩暈症」です。次に多いのはストレスにより内耳のリンパが腫れて起こる「メニエール病」があります。その他「前庭神経炎」や「突発性難聴」、「聴神経鞘腫」なども少ないですが、ときどき見られます。
 
耳以外に原因があるめまいで最も多いのは、若い女性や高齢者に多い「起立性失調」があります。また、頸の筋肉の過緊張や頸椎の異常が感覚を狂わせてめまいを誘発する、緊張性頭痛や頚性頭痛もかなりの頻度で見られます。
 
過労や寝不足で脳疲労が起きると、ふわふわして立っているのが不安な感じがする、というようなめまい感を訴えることがあります。
 
また一過性脳循環障害によるめまいは、高齢の方や高血圧や動脈硬化、糖尿病などの持病を持つ患者さんに見られることがあります。
 
その他、脳腫瘍や小脳性めまいなど、専門医の診察が必要なものもあり、めまいが初めての方、診断を受けたことがない方は、まずは耳鼻科や脳神経外科の受診をお薦めします。


当院では、 20年以上にわたりめまいの研究をしてきました。そして、これまでたびたびめまいが起きて病院にも通ったが、なかなか治らない、薬を使いたくないなどといった場合の代替療法を提供しています。
 
このような方に選ばれています。
 
・耳石症と診断され、年に何度もめまい発作を起こしている
・ほとんど毎日ふわふわ感が続いている
・横になると目が回るので、寝るのが怖い
・ふらついて歩くのが怖い
・天気の変わり目になると調子が悪くなる
・病院では原因不明と言われた
 

WECAREでは、めまいの原因となる前庭の働きを改善することが期待できる、いくつかの方法を組み合わせて治療をおこないます。
 
脊柱ケア
耳石症(良性頭位性めまい)と診断された多勢の患者さんたちが、脊柱ケアで良くなっています。それは、脊柱が整うと体の平衡機能が高まり、自律神経のバランスが良くなるからです。平衡機能が高まれば神経に余裕が生まれ、耳石があってもうまくカバーできるようになると考えています。
また、自律神経のバランスが良くなると、血液循環もよくなります。メニエール病などの内耳の障害によるめまいは、血液循環をよくすると改善しやすくなります。
くびの筋肉や関節の異常でおこるタイプのめまいは、カイロプラクティックの効果が大きな症状の一つです。
また、脳細胞がよく働くための三つの条件、酸素・栄養・適切刺激は、カイロプラクティックによって整えることができます。
 
光線治療
赤外線の中で最も深達性の高い波長帯の近赤外線を高出力でスポット状に照射する光線治療器を用いて頸部の交感神経を刺激する、星状神経節刺激療法を併用します。光線療法によって、脳の血流が増えることがわかっています。脳血流が少ない状態では、脳細胞が十分に栄養や酸素をもらえないため、働きが悪くなります。その結果、症状も悪くなる傾向が見られます。
 
ブレインケア
脳は大量の新鮮な血液を使って働いています。使われて汚れた血液は、できるだけ速やかに脳から排出する必要があります。また、数百億あるといわれる脳細胞の活動で発生する大量の熱も血液が冷却しています。
もし、血液の排出が滞れば、脳の血液が汚れたままになり、暑くなって働けなくなってしまいます。
そこで、脳からの静脈の流れを促進し、速やかに血液を排出できるようにするのが選択的脳冷却療法®︎です。
ブレインケアについて
 
めまいのリハビリ
めまいの中で最も多い良性発作性頭位眩暈症BPPVに対しては、原因となる耳石の位置をかえるEpley法などの運動療法を指導します。
 
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