仙腸関節を安定化している構造的な閉鎖力は、次のような要因によって失われることがあります。

  • 前屈みで座る
  • スウェイ姿勢
  • 片脚休めの立位姿勢
  • 過度の骨盤側方シフトや腰部の回旋
  • 骨盤底の挙上ができず、随意的な呼吸に伴って下腹部を収縮できない
  • 腹直筋の過剰な強化
  • 大殿筋や多裂筋の機能低下

仙腸関節の閉鎖力が低下すると、梨状筋が閉鎖力低下の代償として過緊張が起きることがあります。

反対に、骨盤底筋や腹壁、腰方形筋、多裂筋、大殿筋などが過緊張していると、骨盤は過度の閉鎖力を受けて自由を失います。

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