背臥位、座位、ジムボール座位、膝立ち、立位へと段階を進む。脊柱中間位でドローインさせたまま、患者の腕や持たせた道具に力を加え、加えた力に応じて抵抗させる。最初は言葉をかけてから、力の強さや速さを変えて何度か行う。
「私の力に対して、その力より強く押さずに腕を今の場所に維持してください。腹筋が縮むのを感じますか。こんどは反対方向に押しますよ。押す力に応じて背中の筋肉が収縮しているのを意識してください」
ついで言葉をかけないで力の方向を変える運動、さらに速度を高める運動へと進む。
矢状面の交互の抵抗から開始し、左右、水平面の抵抗へと進める。