腰痛あるいは頚部痛に対してマニュピレーションが適しているかどうかは、次の条件で判断します。
- 16日以内に発症した症状
- 膝あるいは肘より遠位に症状がなく、過去に出たこともない
- 痛みの頻度が増加傾向
- 疼痛誘発テストが陽性
- 反復運動テストで痛みの末梢化がみられない
- 分節間にハイポモビリティが確認できる
- FABQスコア※が19点未満であること
マニュピレーションは、急性期の脊椎原性疼痛についてエビデンスはありますが、慢性期及び長期にわたるエビデンスは今のところ未知です。 出展 Fritz et al,Subgrouping patients with low back pain: evolution of a classification approach to physical therapy,2007 ※FABQ(Fear-Avoidance Beliefs Questionnaire): 恐怖回避思考質問票 ]]>