ローカル筋とグローバル筋は、異なる脊柱への負荷によってその働き方が変化します。負荷の発生条件としては、静的な姿勢か低負荷でのダイナミックな動きか、非対称的な動作か、急激な動作か、左右非対称な負荷、重い荷物を持ち上げるといったことです。これらの違いは、適切なセラピーについての洞察を与えてくれます。 (O’Sullivan et al 1998)
こうしたモーターコントロールに影響を与える要因には、次の要素があります。
- 姿勢(重力からの影響)
- エンドレンジモーション
- 安定化に対する要請
- 心理社会的要因や疼痛など
とくに疼痛はモーターコントロールに多大な影響を及ぼします。痛みに影響を及ぼす要因には、
- 外傷のメカニズムと性質
- 神経、骨、軟部組織などの関連組織
- 神経生理学的要因
- ホルモン要因
- 生活/姿勢/活動要因
- 遺伝的要因
- 発達神経学的要因
- 心理社会的要因
- 信念や助言
- 恐怖や不安
- 報酬
といったものがあります。そして、慢性的な痛みはモーターコントロールに対して次のような変更をもたらします。
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- 強度
- 持続性の損失
- ローカル筋とグローバル筋の同期パターンの変更
- 分節間機能障害
神経制御の変化