気づきをリリース手技に併用することで、学習と記憶のネットワークを活性化して、望ましくない筋活動パターンの原因となる不適切な神経ネットワークを消去します。気づきを用いたリリースの基本原則は、

  • 過緊張した筋を短縮位に保持したまま、弱い圧をかけて緊張をモニターする
  • 筋の起始停止を更に近接させるよう関節を動かし、協同筋や拮抗筋の緊張もあれば全てが緩む関節ポジションを探す
  • さらに筋線維を手で短縮位に近づけ、しばらくそのポジションを保持する
  • 緊張が緩み始めたら、「緩めて解放する」という言葉と徒手で誘導する
  • うまく緩んだら、肯定的なフィードバックを与えてリラックスのしかたに気づかせる
  • 最大限の弛緩を得たら、筋を他動的にストレッチする
  • 患者にセルフストレッチを指導する

骨盤帯 原著第4版より

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