股関節を圧縮する深部の筋に外閉鎖筋がある。外閉鎖筋は、恥骨結合外側の恥骨筋と長内転筋の間に位置するが、外閉鎖筋を触るにはその表層にある短内転筋群が緩んでいる必要がある。

リリース手技

股関節90度屈曲ポジションで、外閉鎖筋にゆっくりと圧を加えながら股関節を外旋・外転・屈曲・伸展方向に動かし、弛緩位置を探し出す。筋緊張の弛緩を感じたら、圧している指が筋のなかに沈み込むよう、また股関節が骨盤から遠ざかっていくようイメージをさせる。十分な弛緩が得られたら股関節を最終可動域まで内旋して外閉鎖筋をストレッチする。

セルフストレッチ

膝立背臥位で外閉鎖筋に触れ、軽く圧迫しながら弛緩するイメージを思い浮かべ、緊張しているときとの違いを感じるようにする。

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