運動をすると、くるぶしの前方下部からアキレス腱周囲にかけて痛みが発生し、感覚としては軽い捻挫のようになります。
サポータなども利用していますが、効果無く、必ずこのような状態になります。
数度診察を受けましたが、骨、靭帯などに特別異常は見られないと言われます。
もう、5年くらいは同じ状態が続いており、立ち上がるとき、足首を曲げた時に痛みが強くなります。
酷いときには立ち上がるのもつらいくらいの状態になります。
原因が分かれば治療も出来ると思うのですが、いままでのところはっきりとした原因が見つからず、困っております。
どうしたら良くなるでしょうか?
abebeさん(北海道/男性/35歳)
足首という場所はおもしろいところで、運動時にはもっとも大きな力がかかるにもかかわらず、股関節や膝よりも小さい骨で構成されています。その中心となるのが「距骨」という骨です。距骨には筋肉がひとつもついておらず、周りを囲んでいる骨の動きにあわせて、あたかも「ベアリング」のような働きをします。
この距骨という骨の機能が問題を起こすと、さまざまな足首の障害を引き起こす引き金になることがあります。
骨や靱帯に異常が認められないのにもかかわらず、5年間も同じような足首の症状が続く原因のひとつとして、こうした関節機能障害というものの存在があります。
そのほか、足首を動かす筋群の問題や、足首をまたいで走っている神経や血管の圧迫なども慢性化しやすい問題です。
こうした問題の評価とケアは、カイロプラクティックにとって得意分野のひとつです。もしまだ試されていらっしゃらないようでしたら、是非一度カイロプラクターの元をお尋ねになられることをお薦めします。
吉川祐介[[ウイケアカイロプラクティック:http://wecareweb.net]]