筋肥大を目的としたトレーニングの研究で第一人者のBrad Schoenfeld(ニューヨーク州立大学)は、筋肉量を増やすための最適なセット数を、
10セット/週以上
と示しています。これはスポーツ経験者の話なので、経験のない一般人は割り引いて考える必要があります。
負荷のかけ方については、
低強度と高強度をそれぞれトレーニングすると良い
と述べています。サイズの原理から、低強度トレーニングで遅筋線維が訓練され、高強度で速筋線維に負荷が大きくなります。
負荷の回数は、
Rep in Reserve
というテクニックを推奨しています。これは、疲れ果てる直前の回数RIRを決めておき、1セット目にそれより2回少ない回数、2セット目は1回少なく、3セット目はRIRまで行うというものです。
このテクニックは、オーバーワークにならない適度なレップ数を実現でき、結果的に総負荷量を高めることができると示唆されています(Helms ER, 2016)。