脊椎の急性損傷は、通常なら1ヶ月以内に寛解します。(Abdulwahab et al,2000)。妥当性と帰結に関する諸試験の結果から、治療的介入が効果を奏する患者のサブグループが確認されています。

  • 反復運動テストで症状の中心化を起こすグループは、非中心かグループより転機の評価値に大きな改善が見られる(Long 1995)。
  • 発症16日未満、膝以遠の症状がない、1分節以上の可動性低下、股関節の35度以上の内旋、不安回避評価十九点未満、以上5項目のうち4項目に該当する患者は、脊椎マニプュレーションの方が安定化運動より良好な結果が得られる(Childs 2004)。
  • 伏臥位不安定性検査陽性、腰椎ROM運動の異常可動性、SLR91度未満、40歳未満の3項目以上に該当する腰椎分節不安定性を示す患者のグループには安定化運動が良好な結果を示した(Hicks 2005)

出展 運動療法大全

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