運動と身体活動に関連して、最大限にモビリティを発揮することを可能にする身体のセグメントはみっつあります。一つは足および足首、もう一つは股関節、そして胸椎です。これらのセグメントの一つでもモビリティを失うと、体全体の構造と機能に影響する可能性があります。
足のモビリティ低下は、踵接地時に衝撃を効果的に吸収することができず、膝関節を不安定にしてしまいます。また、足底で推進力を得る際にも足から安定したレバーを形成できず、移動性の損失が生じます。
股関節が一平面上での可動性を失うと、他の二つの平面においてもモビリティを制限する可能性があります。股関節が3つの平面すべてで可動性を損なった場合は、腰椎や膝のスタビリティに影響が及びます。
胸椎港湾が過度になると、矢状面と横断面の可動制限が起きます。また、肩甲骨の位置が不安定になり、最終的には肩関節の動きに影響を与えます。