筋が弛緩した状態になって初めてニュートラルゾーンやエンドフィールの質や方向など、関節本来の動きを評価することができるようになります。関節包と靱帯に由来する場合、多方向に制限が認められることが多いようです。そのため、モビライゼーションも多方向におこなう必要があります。慢性的な筋過緊張により長期の圧縮を受けた関節は、特定のベクトルに対して抵抗がみられます。モビライゼーションは、関節の離開に加えて特定のベクトルに対して抵抗を感じたところで持続的に保持するグレード4持続的モビライゼーションを実施します。その後で、気づきを用いたリリースやストレッチをすることで可動性を維持します。

骨盤帯第4版より

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です