こんにちは 私はエアロビクスインストラクターです。43saiキャリア10年です。3ヶ月前から踵が押すといたいが、たまにじっとしていても違和感が。。。今まで怪我をしたことが無く、不安でいっぱいです。レッスンは平日朝から連続が多いです。11本担当のうち8本ステップ中上級が多く、残りもJOGや跳躍の多いクラスです。まだまだ、中上級もやりたいし60までは現役で!と思っています。完治は難しいと思いますが、ケアや靴の使い方(インソール)など、有りましたら教えていただきたいです。おねがいします。

はたやんさん(神奈川県/女性/44歳)
アキレス腱周囲炎のケア

アキレス腱周囲炎は、ランナーに多くみられるスポーツ障害のひとつです。エアロビクスでも、ランニングと同様かそれ以上に煩うリスクが高いスポーツといえます。なぜなら、ジョグなどではつま先から着地するため、腓腹筋、ひらめ筋などの足関節底屈筋群がエキセントリックコントラクションを強いられ、ストレスがアキレス腱付着部に集中するためです。

アキレス腱周囲炎の急性期には、アイシングと少なくとも2-3週間の安静が望ましいと考えられています。実際には、痛みなくスポーツを再開するのにはもっと時間がかかることが多いようです。急性期に無理をすると、炎症がひどくなって悪循環に陥ることがあるので注意が必要です。

急性期を過ぎたら、ストレッチや下腿三頭筋のストレングスエクササイズを少しずつはじめるとよいでしょう。アキレス腱へのストレスを低減するために、ヒールリフトを用いることはときに効果があります。ただし、柔らかすぎて足下が不安定になるようなリフトはかえってストレスを高めてしまいます。

アキレス腱周囲炎のリスク要因として、足部の回内と回外、踵骨の外反、内反への変位があります。これらのバイオメカニカルな問題は、足関節を機能させる筋群の理想的な作用を妨げ、局所的なオーバーユースを助長します。

これを防ぐには、後脛骨筋と長短腓骨筋がしっかり働かせることです。これらの筋は、足首の側方への動きを安定させる機能があります。各関節の可動性を保つことも必要です。また、下腿三頭筋をしっかりストレッチして適切な長さに維持することも重要です。

セルフケアに不安があれば、カイロプラクターなどの関節機能の専門家にご相談してみるのもよいのではないかと思います。

60まで、といわずしっかりケアをして生涯現役をめざしてがんばってください。
どうぞお大事に。

吉川祐介[[ Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア:http://wecareweb.net]]

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