検査やテストをするのは、その結果が判断を左右するからです。たとえば、椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛のテストで「SLRテスト」というものがあります。このテストは、敏感度(sensitivity)0.85,特異度(specificity)0.52で、もしも陰性なら坐骨神経痛の可能性が低くなりそうに感じます。

実際のところどうでしょうか。

この表では、1000人のうち100人が坐骨神経痛だとしたときの感度、特異度、尤度比を示しています。SLRテストが陽性なら、坐骨神経痛である確率は468/900で0.52、陰性のときの確率は15/483で0.03となり、陰性ならかなりの確率で鎖骨神経痛ではないと言えそうです。

尤度比LR(-)=0.29から計算すると、有病率10%のときテストが陰性なら3%程度にまで下がるので、こちらでもやはり坐骨神経痛でない確率が高いことになります。

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