急性期にすべきことは何ですか?

ケガなどによる軟部組織損傷の急性期は、炎症、運動機能障害、浸出液、使用低下といった問題が発生します。そこで、急性期には患部を保護し、かつ強く可動性のある瘢痕組織の形成を目的とした治療が必要になります。 そのためには、最初 …

評価・診断する上で考える主な問題点とは?

治療するためには適切な評価と診断が重要なわけですが、その過程で考慮したほうがいい問題点にはどんなものがあるでしょうか。 機能の障害やそれによる制約の範囲や程度、重症度 障害は進行性なのか、どの程度安定しているか 症状は急 …

治療できる機能障害にはどんなものがありますか?

機能障害は、いろいろな病変の結果です。つまり器官や組織の生理学的機能や解剖学的構造が異常を起こした結果、機能障害が引き起こされます。治療では、次のような機能障害がある患者さんを治療することができます。 筋骨格系 疼痛 筋 …

モビリティとスタビリティ どっちが先?

モビリティとスタビリティ、多くのケースで両機能にわたって問題が混在しています。そうした場合に、どちらから先に治療を始めるのがいいのでしょうか。 FMSなどがモビリティを優先するのに対して、PNFは腰部骨盤のスタビリティを …

運動制御を失ったときのマネージメントは?

O’Sullivan先生によると、運動制御をマネージメントする目的は、慢性的な痛みの根底にあるメカニズムの振る舞いを変えることにあります。 そのために、行動に認知を結びつけた戦略をとります。 運動を学ぶには、3つのステー …

非適応性慢性腰痛の根底にあるメカニズムはなんでしょうか?

運動制御システムが適応しなくなった慢性腰痛で、痛みを起こす根底にあるメカニズムは次のようなことが考えられます。 組織損傷/局在的な痛みが発生 ↓ 運動レスポンスの変化 ↓ 痛みや運動応答に影響する因子 ↓ 身体的問題/解 …

仙腸関節マニュピレーションの作用

深部にある腹部の筋肉、つまり腹横筋のことだと思いますが、そのIAPによるフィードフォワードにより活性化する時間の発生率に仙腸関節マニュピレーションが影響するかどうかという研究がありしたので、アブストラクトを紹介してみます …