スタビライゼーションの適応
近年、体幹を重視する人が増えたことで、スタビライゼーションエクササイズが注目されてきました。確かに体幹のスタビリティは重要なんですが、誰にとっても重要かというと、必ずしもそうではないようです。どんな人にとってスタビライゼ …
近年、体幹を重視する人が増えたことで、スタビライゼーションエクササイズが注目されてきました。確かに体幹のスタビリティは重要なんですが、誰にとっても重要かというと、必ずしもそうではないようです。どんな人にとってスタビライゼ …
腰痛あるいは頚部痛に対してマニュピレーションが適しているかどうかは、次の条件で判断します。 16日以内に発症した症状 膝あるいは肘より遠位に症状がなく、過去に出たこともない 痛みの頻度が増加傾向 疼痛誘発テストが陽性 反 …
セラピストが取りうる治療戦略には、主に3つの種類があります。 ひとつは、「症状を変化させる」戦略です。この戦略を採用するメリットのある臨床所見としては、 強い機能障害 不安定で変化しやすい症状 中程度以上の痛み などがあ …
患者さんとのファーストコンタクトで一番大事なことって何でしょうか。それは、患者さんを守るためのトリアージです。レッドフラグや合併症、進行する神経学的欠損があれば、いち早くメディカルマネージメントに任せなければなりません。 …
多くの症状や痛みは、組織への負荷の結果として末梢組織に分布している侵害受容器が刺激されて生じます。生物にとって痛みは、多岐にわたって影響を及ぼし、ときには組織への負荷がなくなった後でも症状が残る場合もあります。このような …
空間座標上の骨盤の位置は、股関節の位置に左右されます。前捻角のバリエーションにより発生する股関節の構造的な内旋は、代償的な骨盤偏位をもたらします。前捻角は、大腿骨内・外側踝を結ぶ直線と大腿骨頚の中心線がなす角で、正常範囲 …
骨盤の位置は、両下肢の重量感覚と腰臀部筋感覚が情報として利用される。若年健常者は、立位、座位どちらの姿勢でも骨盤と脊柱の位置再現性に優れ、その誤差は2度程度であることが報告されている(Brumagne et al 199 …
従来型のセラピーでは、生体力学や運動学的な要素に注目してきました。そして、そのやり方は一定の効果を上げて、患者さんからも評価を受けることができました。でも生体力学や運動学は、ヒトの一側面をみているに過ぎません。ヒトをはじ …
セラピーを実施するに当たって、なにを根拠に施術するのかということはとても重要です。 私は、可能な限り客観的かつ定量的な検査データを使うこと、またそうできない事柄についてはできるだけ信頼性が実証されている方法で患者さんの問 …
年齢や性別、職業、日常生活のしかた 症状が起きたときの状況 症状の場所や強さ、どんなときに痛みが増し、どうすると楽になるか 1日のなかで痛みの変化のようす ふだんの健康状態、薬や治療などの利用状況 どうして症状が起きたの …