一般にはぎっくり腰と呼ばれる急性腰痛は、脊柱に力学的負担がかかる動作(長時間座る、重い物を持ち上げる、腰を曲げたり捻るなど)を避けたほうが楽に過ごせます。

しかし、痛みがあっても痛みの許す範囲内で徐々に日常生活に戻る方が効果的です。

コルセットによる固定の効果は明らかになっていません。

カイロプラクティックは、坐骨神経痛のような神経根の刺激症状がなければ、発症1ヶ月以内の急性腰痛を改善するのに役立ちますが、温めたりマッサージなどは効果があまりないかもしれません。

ストレッチ運動の効果もはっきりしませんが、体幹の強化運動は有効です。ただし、発症二週間以内に始めると痛みが悪化することがあります。

『成人の急性腰痛診療ガイドライン』米国連邦政府厚生省ヘルスケア政策・研究局1995より

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