硬く線維化した仙腸関節のモビライゼーション手技 -2-
外傷性捻挫後の仙腸関節は繊維化することが多い。外傷により関節内に滑膜炎が生じると、疼痛誘発テストが陽性となる。この時点では、仙腸関節にかかる荷重を軽減して治癒を促すが、ほとんどの肢位で関節に圧力がかかるため、実際に免荷は …
外傷性捻挫後の仙腸関節は繊維化することが多い。外傷により関節内に滑膜炎が生じると、疼痛誘発テストが陽性となる。この時点では、仙腸関節にかかる荷重を軽減して治癒を促すが、ほとんどの肢位で関節に圧力がかかるため、実際に免荷は …
患側の膝立背臥位で、ストラップを大腿近位にかけて片手で大腿骨頭、反対の手で膝を支える。抵抗を感じる位置まで股関節を屈曲、内転、内旋したら、ストラップを外側に引いて最も抵抗のかかるベクトルを探し出す。ベクトルを見つけたら、 …
脊柱起立筋 脊柱起立筋は、胸腰椎椎間関節を圧縮し、胸腰筋膜を介して仙腸関節まで圧縮することがある。脊柱起立筋の過活動による姿勢を「バックグリッピング」と呼んでいる。バックグリッピングは、胸郭が後傾し、骨盤は前傾、腰椎はそ …
坐骨尾骨筋は、仙腸関節下部を圧縮し、寛骨と仙骨の間で平行滑りを防いでいる。また寛骨に対して前方から後方の軽い力が加わると、寛骨を後方回旋させる軸を創り出す。 膝立背臥位で、股関節と膝を枕で支持する。セラピストは、尾側の示 …
内閉鎖筋は、下部繊維のみが外側から触診できる。内閉鎖筋の過緊張は、腹圧性尿失禁のケースに見られる。内閉鎖筋派、肛門挙筋の筋膜連結を介して両側大転子をつなぐ骨盤底の一部とみなすことができる。 患者は膝立は意外で、股関節と膝 …
腰椎の位置 背部損傷後は、損傷の種類や負荷を受けた組織の応答によって、望ましい持ち上げ姿勢を指導する必要がある。 骨盤後傾、腰椎屈曲位で持ち上げるとき、筋活動はほとんどなく非収縮性組織が脊柱を支持する。屈曲位でゆっくりと …
四つ這いから脊柱を中間位に保ったまま臀部をかかとにおろし、次は膝立腕立ての位置に体を移動させる。 スクワットとリーチ運動 立位で脊柱の中間位を維持しつつハーフスクワットをして床に手を伸ばす。中間位を意識したままで両膝を伸 …
変形ブリッジ運動 体幹屈筋と伸筋による安定化および大臀筋と大腿四頭筋の強化、腹筋群による骨盤傾斜の制御、腰部伸筋の遠心性収縮による脊柱安定を学ぶ。 膝立背臥位で骨盤挙上及び下制しながら脊柱を中間位で維持することに集中して …
股関節を圧縮する深部の筋に外閉鎖筋がある。外閉鎖筋は、恥骨結合外側の恥骨筋と長内転筋の間に位置するが、外閉鎖筋を触るにはその表層にある短内転筋群が緩んでいる必要がある。 リリース手技 股関節90度屈曲ポジションで、外閉鎖 …
過緊張のアルキンが弛緩するポジションに関節を置き、セラピストが筋の起始停止を近接させ筋内短縮位を作る。筋緊張の緩解が感じられたら、関節の位置を中心化する方向に遠位骨に力を加える。そのとき、重く沈み込む、柔らかく溶けるなど …