ボディメカニクスと環境への適応

腰椎の位置 背部損傷後は、損傷の種類や負荷を受けた組織の応答によって、望ましい持ち上げ姿勢を指導する必要がある。 骨盤後傾、腰椎屈曲位で持ち上げるとき、筋活動はほとんどなく非収縮性組織が脊柱を支持する。屈曲位でゆっくりと …

機能的動作トレーニング 〜体重負荷運動〜

変形ブリッジ運動 体幹屈筋と伸筋による安定化および大臀筋と大腿四頭筋の強化、腹筋群による骨盤傾斜の制御、腰部伸筋の遠心性収縮による脊柱安定を学ぶ。 膝立背臥位で骨盤挙上及び下制しながら脊柱を中間位で維持することに集中して …

股関節を圧迫している深部筋(外閉鎖筋)リリース手技

股関節を圧縮する深部の筋に外閉鎖筋がある。外閉鎖筋は、恥骨結合外側の恥骨筋と長内転筋の間に位置するが、外閉鎖筋を触るにはその表層にある短内転筋群が緩んでいる必要がある。 リリース手技 股関節90度屈曲ポジションで、外閉鎖 …

神経及び筋筋膜系リリース手技

過緊張のアルキンが弛緩するポジションに関節を置き、セラピストが筋の起始停止を近接させ筋内短縮位を作る。筋緊張の緩解が感じられたら、関節の位置を中心化する方向に遠位骨に力を加える。そのとき、重く沈み込む、柔らかく溶けるなど …

気づきを用いたストレッチの基本原則

神経筋伝達における影響が改善され、筋の伸張性が回復した段階を維持するためのセルフケアとして、筋膜ストレッチを指導する。 ストレッチの際に、 筋肉が緩むイメージを与える言葉で神経系の緊張も低下する。また、リリースのための道 …

初期の機能的動作トレーニング

機能的動作のトレーニングは、患者を安全に自立させることにあります。最初の段階では、脊柱中間位を維持したまま行う安全な寝返り、寝起き、立ち上がりの基本的な方法の指導を行います。 体軸回旋 脊柱中間位でドローインし、両肩と骨 …

胸腰部の等尺性収縮と安定化運動

背臥位、座位、ジムボール座位、膝立ち、立位へと段階を進む。脊柱中間位でドローインさせたまま、患者の腕や持たせた道具に力を加え、加えた力に応じて抵抗させる。最初は言葉をかけてから、力の強さや速さを変えて何度か行う。 「私の …