仙腸関節性腰痛とは
腰痛には、椎間板ヘルニアとか腰椎骨折など腰痛を起こす原因疾患が特定できる特異的腰痛と、それができない非特異的腰痛があります。仙腸関節性腰痛は、非特異的腰痛の一種で、仙腸関節がうまく機能しなくなったために腰痛が起こるものです。
仙腸関節
骨盤は、背骨を支える土台となる大切な骨格です。骨盤は、左右の腸骨と仙骨3つの骨で成り立ってます。仙骨と腸骨は、仙腸関節というわずかに動く特殊な関節で連結されています。腸骨同志は、恥骨のところで軟骨でつながってます。
脊椎に伝えられる身体の重みは、仙骨から腸骨に二等分されます。そして腸骨から左右の股関節を介して脚が骨盤を支えています。重心が左右にずれると、骨盤を支えている股関節にかかる力に左右差が生まれます。その状態で歩くと、左右の仙腸関節への力のかかり方も左右違うようになります。その結果、骨盤全体の歪みとして問題が起こるようになります。
仙腸関節がうまく機能しないと、腰痛が起きたり、臀部や大腿部の痺れ痛み、股関節や鼠径部の痛みなどが起きやすくなります。また、婦人科の症状に影響が大きいとされています。また、脊柱を支える骨盤のひずみは、背骨のゆがみの原因となり、身体全体の問題の根本原因になります。
骨盤矯正は、自力で元に戻れなくなっている骨盤、とくに仙腸関節を整えることで、脊柱矯正を助け、姿勢の改善やさまざまな症状改善に役立ちます。
What is chiropractic?
カイロってなに?
整体と混同されることが多いカイロプラクティックは、米国では100年以上の歴史があるヘルスケアです。現在、カナダ、スイス、イギリス、オーストラリア、オランダなど世界各国で正規の医療として法制化され、世界中の人々の健康に貢献しています。日本ではまだ法制化されていないため、整体同様に正規に医療行為として行うことはできませんが、脊椎への手技を中心として施術し、筋骨格系を整え、神経を働きやすくすることでケアをしていきます。整体とは異なる考え方で効果を引き出すカイロをご理解いただければと思います。
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